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​ 書斎展示室

昭和21年、体の弱っていた暁烏敏を、民芸運動の美術評論家、柳宗悦、人間国宝の陶芸家、浜田庄司、河井寛次郎、版画家の棟方志功らが、見舞いに訪れた時の寄せ書きと、記念品の棚である。これらの人々との、長い交流のなかで、敏は日本の文化を知り、その中心にある仏教の心を教えていた。
 世界旅行などの写真、身の回りの遺品、略年表と「においぐさ」の歌。
暁烏敏書斎
暁烏敏書斎、北向き。師、清沢満之の「応信如来如実言」の額があり、床の間には、親しかった句仏上人の軸が見える。
 資料は、年代順に並べられている。父母や妻、友人の写真、「精神界」の創刊号など。

いそいそとめをふきて

いきいきとはののびる

ちからあるにほひぐさ

と こしへにあをあをと

あめつちにただひとり

しづやかにいきてゆく

あらそわずおかされず

うらやまずかなしまず

しとやかにもえいずる

わがにはのにほひぐさ

そのはなのたかきかに

ひかるよをだきつつむ

 旧庫裡解体、新築の折、暁烏敏の書斎は移築され、遺品を展示する所が設けられました。敏の生涯を表す写真、遺品が、記録や説明のパネルで、分かりやすく並べられています。交流のあった様々な詩人、文化人の作品や記念品なども、置かれています。また金沢大学に寄贈された「暁烏文庫」収集品の、一部里帰り展示なども行われています。

​暁烏敏歌詞「にほひぐさ」

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